整理出来ない親の娘…ズボラ彼女が子供の頃にうけた精神的ダメージ

自分はおそらく、潔癖症なんだと思います。掃除機は仕事をしていて夜遅くなる事もあるので毎日は無理でも、シートとでのモップ掛けは欠かさずしてますし、ほこりが部屋の隅にあるなんて考えられません。洗濯ものもきちんと色分けしているし、何がどこにどんな形状で収納してあって、どのくらい残っているとかストックがどのくらいあるとか全て把握しています。そんな自分の恋人はいわゆるズボラ彼女です。最初はおおらかな性格が自分にないところで魅力的に見えて多少おおざっぱでも気にしていなかったのですが、半同棲するようになる内に、これは生半可なおおざっぱではなく、盛大なズボラ彼女なんだという事に気づき始めました。部屋にどんどん物が貯まる、開けた扉、引き出しはそのまま、ゴミ出しの日は全く把握していないし、分別もできませんし、出したものは出したままなのです。常軌を逸していると思い始めた頃、原因は突然分かりました。彼女の両親の家に行った時の事です。大きな家だったのですが、すりガラスの向こうは、なにかがびっちりと詰まっていて、開けられるような状態じゃなかったのです。おそらくは、ごみ屋敷と言われるお家または、それの一歩手前くらいの勢いでした。ごみ屋敷の住人というのは人の話を聞かない風変りな人と思われがちですが、そうではなくて、セルフネグレクトという自分の生活を放棄してしまうという心の病にかかっている人も多いのだそうです。身内を亡くしたショックが原因だったり、会社での人間関係のトラブルが原因だったりそれはひとそれぞれですが、生きようとする行為自体に興味がなくなってしまうのです。その為食べた物はそのまま、片付けたり捨てたりして綺麗に保とうという気持ちもなくなってしまいます。そんな両親のもとで育った彼女はそれでも、家を出て自分で生活を立てていますが、片付けるという行為を教わってこなかったので、整理できないのです。彼女なりに彼女のスタイルで暮らしていますが、子供の頃は当然のようにいじめにあったでしょう。近所の人たちからも冷たくあしらわれたりしたはずです。それでも両親の元を離れて自分で生活している彼女をズボラ彼女と面白おかしく言うことはできません。自分ほどの潔癖症では大変なので、そこまでいかなくても、自分が出来るかぎり、整理整頓のコツや、ゴミの分別方法など彼女が楽しんで覚えて実行できるようになるまで、あきらめずにずっと付き合おうと思っています。

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